戦争ドラマ『刑事フォイル』が際どい S3

前回のシリーズ1シリーズ2に続き、イギリスITVの戦争歴史ドラマ『刑事フォイル』のシリーズ3を徹底解説!

冒頭の写真は、ヘイスティングズ城の現在。12世紀に建城され、第二次世界大戦で大規模な損傷を受けた。さて、ヘイスティングズの市民たちの戦時下生活はいかに?

S3も気になるところだが、その前にドラマ概要だけ、おさらい。

♠登場人物

  • 警視正クリストファー・フォイル:主人公で第一次世界大戦では志願して従軍した経験あり、男やもめ、推定50歳
  • 運転手サマンサ(サム):輸送部隊(MTC)所属だが、人手不足でフォイルの運転手として警察に出向、推定20代前半
  • 巡査部長ミルナー:フォイルの部下で、第二次世界大戦中に負傷し、片足は義足、推定30代
  • アンドリュー・フォイル:クリストファーの息子で、第二次世界大戦中にRAF(空軍)パイロットとして従軍

♠時代

  • 1940年5月~8月(S1)
  • 1940年9月~10月(S2)
  • 1941年2月~6月(S3) <– 今回のブログ記事はここ
  • 1942年3月~8月(S4 Part 1)
  • 1942年12月~翌年3月(S4 Part 2)
  • 1945年4月~5月(S5)
  • 1945年6月~8月(S6)
  • 1946年8月~9月(S7)
  • 1946年10月~翌年1月(最終S8)

♠世界事変とのシンクロ

  • 1940年9月~: ドイツがThe Blitz(ロンドン大空襲)開始
  • 1940年9月: イギリス空軍(RAF)がドイツ夜襲で反撃
  • 1941年3月: ルーズベルト大統領が武器貸与法を制定し、従来の孤立外交から一転、イギリス支援を開始
  • 1941年5月: イギリス海軍がドイツ艦隊ビスマルクの沈没に成功
  • 1941年6月: ドイツがソ連に侵攻開始

ということで、S2まではドイツ優勢、イギリス劣勢だったが、S3からはやや巻き返し。ただし、イギリス国内は物資の不足など、厳しいままだ。

では、今回は少しだけネタバレあり(本筋ネタバレなし)で、印象に残った際どいセリフやシーンなど、歴史解説も踏まえてご紹介。

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戦争ドラマ『刑事フォイル』が際どい S2

前回のシリーズ1に続き、イギリスITVの戦争歴史ドラマ『刑事フォイル』のシリーズ2を徹底解説!

その前にドラマ概要だけ、おさらい。

♠登場人物

  • 警視正クリストファー・フォイル:主人公で第一次世界大戦では志願して従軍した経験あり、男やもめ、推定50歳
  • 運転手サマンサ(サム):輸送部隊(MTC)所属だが、人手不足でフォイルの運転手として警察に出向、推定20代前半
  • 巡査部長ミルナー:フォイルの部下で、第二次世界大戦中に負傷し、片足は義足、推定30代
  • アンドリュー・フォイル:クリストファーの息子で、第二次世界大戦中にRAF(空軍)パイロットとして従軍

♠時代

  • 1940年5月~8月(S1)
  • 1940年9月~10月(S2) <– 今回のブログ記事はここ
  • 1941年2月~6月(S3)
  • 1942年3月~8月(S4 Part 1)
  • 1942年12月~翌年3月(S4 Part 2)
  • 1945年4月~5月(S5)
  • 1945年6月~8月(S6)
  • 1946年8月~9月(S7)
  • 1946年10月~翌年1月(最終S8)

♠世界事変とのシンクロ

  • 1940年9月~: ドイツがThe Blitz(ロンドン大空襲)開始
  • 1940年9月: イギリス空軍(RAF)がドイツ夜襲で反撃
  • 1940年11月: フランクリン・ルーズベルトがアメリカ大統領3選
  • 1941年3月: ルーズベルトが武器貸与法を制定し、従来の孤立外交から一転し、イギリス支援を開始

ということで、S2はアンドリュー所属のRAFが活躍したり、イギリスで具体的な戦禍に巻き込まれるシーンも増えてくる。

また、S2時点ではアメリカは参戦していないため、イギリスはアメリカの孤立外交を批判したり、参戦を期待したりと市民感情も入り混じる時代。

では、今回もネタバレなしで、印象に残った際どいセリフやシーンなど、歴史解説も踏まえてご紹介。

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戦争ドラマ『刑事フォイル』が際どい S1

イギリスの地上波ITVでシリーズ8まで続いたのが、Foyle’s Warというドラマだ。

第二次世界大戦期のイギリスの様子を詳細に綴っていて、歴史ファンは必見の人気ドラマ。その描きっぷりが、あまりに皮肉たっぷりで際どい!
今回は、この番組に登場するシーンやセリフから、当時のイギリスの社会・政治・文化などを徹底解説
ドラマのネタバレは殆どないので、未視聴の人でも先にこの記事を読んで、予習に使って欲しい。

ところで、主人公のクリストファー・フォイルは刑事なのだが、『刑事フォイル』という邦題には違和感を覚える。
刑事ドラマと言えば、主人公が有能で謎解きに優れていたり、科学捜査を駆使したり、または粘着系で犯人を追い詰めたりするパターンが殆どだ。
だがこのドラマは、刑事フォイルの大活躍はオマケであり、メインは反戦・反ドイツ・反ユダヤ・反政府などの庶民心理。イギリスの歴史群像劇なのだ。

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左から警視正フォイル、運転手サマンサ(サム)、部下の巡査部長ミルナー

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