ドキュメンタリー『Wild Wild Country』徹底解説 その#1

2018年エミー賞ドキュメンタリー部門受賞作の『Wild Wild Country』(ワイルド・ワイルド・カントリー、以下「WWC」と表記)を考察する。

WWCが扱ったのは、カルト宗教として世界を震撼させたラジニーシ教団。日本のオウム真理教もラジニーシ教団を一部模倣したとされる。1980年代の壮絶な対立を中心に、今も生き残る(元)信者幹部の生々しい証言を通じて描たのがWWCだ。

This was not motivated by greed. This was evil.
彼らの動機は欲ではありません。純粋な悪です。

ラジニーシ教団と対立した市民が放ったこの言葉。実際にWWCを見ると、様々な意味で心にずっしりとのしかかってくる。というのも、たしかに教団が起こした事件は悪だが、対立した側に対しても「どっちもどっち」と感じる側面があるからだ。

WWCでは割愛されていた詳細を補完的に調べつつ、独自の考察をまとめてみた。

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旧約聖書の引用

今日の英単語」シリーズとして備忘録。

海外ドラマでは聖書や哲学書を引用した表現がちょくちょく出てくる。
単語だけ言われても、日本人には意味がピンと来ない。
でも日本語字幕を見ても、意味を反映した訳になっていないから、やっぱりピンと来ない。
そんなことがたまにある。その例を紹介しよう。

Okay, we just turned into Goliath.

直訳すれば
「おやおや、我々はゴリアテになってしまったというわけね」
となるが、Goliathって何なのか?

ちなみに日本語字幕だと

「こっちが巨人ね」

と訳されていた。いずれにしても、意味不明なので解説していこう。

このセリフの出所は、『グッド・ワイフ』という法廷・政治ドラマのワンシーンだ。
(以下、ネタバレはしないがドラマの概要には触れるので、気になる方はスルーして下され。)

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