頻出単語なのに、意外とハードボイルドの定義って曖昧。英語はHard Boiledなので、固ゆでたまご?? いやギャクじゃなくて、あながち間違ってもいません。

出典: ブログ35deFA 「【私見】ハードボイルド論とオススメの小説 ~ハードボイルドとは?~【書介】

他人の解説を取り上げておいて、最初からケチつけるのは申し訳ないけど、もうちょっとブログのタイトル名を短くしてくんないかなー。せっかく、すごく深いところまで突っ込んで、ハードボイルド小説について解説してくれてるのに、もったいない。

まぁ、いいや。ブログの要素だけ備忘録のためにまとめ。

♣目次

  1. 主人公のキャラ設定
  2. ハードボイルドの語源
  3. 文体
  4. 代表的なハードボイルド小説家
  5. ハードボイルドの歴史


♣主人公のキャラ設定

ハードボイルドとは『生き方』のことだ。2つの要素が必須。

  • 『自分の信念を決して曲げず、それを踏みにじろうとするもの(人であれ組織であれ)に対しては断固戦う』という生き方
  • 『他人を深く思いやる』ことのできる人間性

「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない」

というセリフに代表される。

そこから、ハードボイルドと言えば、私立探偵、トレンチコートにハット、煙草、バーボンというようなイメージさえ出来上がった。
しかしハードボイルドとは生き方のことだから、軟弱な男が恰好だけ真似したところで、ハードボイルドにはならないのだ。


♣ハードボイルドの語源

『ハードボイルド』=固茹で卵
–> 白身と黄身が一緒にならない
–> 卵をビート(かき混ぜる、殴る)ことができない主人公
–> 理不尽な人や組織に対して屈せず、寡黙に主義主張を貫く主人公

という語源の変遷らしい。

  • 玉子をかき混ぜることを英語で『beat』(ビート)という。
  • そして、この『beat』には、殴るという意味もある。
  • 昔の米軍の新兵訓練所で、教官が新兵を理不尽に殴っていたらしい。しかし、いくら殴られても新兵が教官を殴り返すことはできない。
  • 殴ること(beat)ができない男を、かき混ぜられない固ゆで卵(白身と黄身が一緒にならない)ことにかけて、ハードボイルド・ガイと呼んでいたそうだ。

♣文体

暴力的・反道徳的な内容を、批判を加えず、客観的で簡潔な描写で記述する手法・文体。ポイントは2つで、

  • 一つの文章が短い
  • 直接的な心理描写を最小限に抑え、登場人物の行動によって説明

ハードボイルド小説を映像化すると、2時間半モノの映画の方が、何シーズンも続く連続ドラマよりも向いているのかもしれない。なんて、勝手に思ってみた。


♣代表的なハードボイルド小説家

  • アーネスト・ヘミングウェイ(ノーベル文学賞受賞してるので、知ってるよね?)
  • レイモンド・チャンドラー(村上春樹が影響を受け、翻訳まで村上が手掛けていることで有名)

出典: ブログ35deFA 「【私見】ハードボイルド論とオススメの小説 ~ハードボイルドとは?~【書介】

こちらにオススメのハードボイルド小説家とその作品の紹介が充実しているので、あとの細かいことは参照して下さいな。


♣ハードボイルドの歴史

1920~30年代: ハードボイルドが、特にミステリーの分野で確立
以前はトリックを重視したミステリー –> 主人公を動かすことによって様々なことが判明していくハードボイルド・ミステリーへ
1960年代: アメリカにおける社会問題(ベトナム戦争に端を発した)が複雑化し、主人公の行動による解決がしづらくなる
(ベトナム戦争の敗北により、アメリカ人の価値観、とりわけ正義感が揺らいだせい)

 

1970年代: 社会問題をそのまま扱うのではなく、主人公の個人的問題を通して社会を描く作品が出てくる
(個人の問題(アル中、肉体的欠陥、セクシャルマイノリティなど)を通して、社会的な問題を描くことができた。ネオ・ハードボイルド派と呼ぶことも)

 

1980年代: ハードボイルド小説というジャンルがなくなる
(東西冷戦が終焉し、強いアメリカが復権すると共に、ネオ・ハードボイルド派も姿を消す)

 

・・・えー、なくなったの?
ハードボイルドの定義にピタっとはまるドラマなんて、最近(21世紀に入ってから)でもちょくちょく見かけますけど!? 小説のジャンル分けなんて、いい加減なもんだなっ(笑)。


その他の小説ジャンル備忘録をご覧になりたい方は、目次編をどうぞ。

 

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One thought on “小説のジャンル(ハードボイルド編)

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